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株式会社テクノ・システム・リサーチ

セミナー

こんにちは、みずほ証券中根です。
いま台湾松山空港で、これから東京に戻ります。
台湾は街並みも人も大きな変化が感じられない(実は違いますがそんな気がするんです) からか、大和時代に駐在していたのがもう20年以上前というのが、信じられません。

とはいえ、当時は日本メーカが台湾に技術移転を始めた頃で、G3やG4でしたし、 当時知り合った台湾の先輩たちは偉くなられた後引退している方も多く、AUOで 先日総経理になったFrank Koは私より歳下ですので、やはり隔世の感がありますね。 昨日、今日はは2ヶ月半ぶりに鴻海精密の本社に行ってきたのですが、8月末にあった、 総統選をにらんでの「郭さん頑張って、応援してます〜」の壁画?がまだ残ってました。。。 チョーでかいです。写真をご覧ください。

今日はTSRセミナー講演のご案内です。
来たる12月6日に講演をいたします。
4日にファインテックでも講演するんですが、ファインテックはFPD中心に45分網羅的にお話 しするつもりです。一方、TSRでは75分のお時間をいただいているので、FPD業界そのものに 加え、スマホ、テレビなどの完成品、スマホでは5G、カメラモジュール、3Dセンシング、その 関連のCMOSセンサなど、今後の需要牽引役となりそうなサブセグメントについても、お話し しようと思っています。

具体的には、

  1. 中小型FPD:OLED化の流れをどう読むか。スマホは確度高く普及速度の問題。その文脈で 中国の台頭をどう読むか、LGD(OLEDを手がけているものの収益厳しい)やJDI(OLEDへの進出 が遅れている。LCDの収益状況は非常に厳しい)はどうするのか。一方タブレット、NBも私は OLED化が徐々に進むと見ている一方、車載のOLED普及は相当難しい(時間がかかる)とみて います。この辺の考えの背景と、パネルメーカの戦略、バリューチェーンへの影響を考察します。
  2. スマートフォンとタブレット:19年の総括と20年以降の見通し。特に、Apple(生産動向 と20年と21年機種の見方)、Huawei(EntityList入りの影響と20年の戦略)、Samsung Electronics(旗艦機種とAシリーズの行方、Foldableの戦略)について詳しくお話しします。
  3. スマートフォン需要を牽引する重要機能:カメラ(CMOSセンサ、レンズなど部品含む)の 動向、3Dセンシング(20年iPhoneにようやくリアサイドにToFセンサが載ります!)の動向と その重要性、5G化と外観設計の変化(ここにOLEDも絡んできます)などにも触れたいと思います。
  4. 大型FPD①OLED:Samsung DisplayのQD-OLED投資決定で、大型分野でのOLEDがPDP化する リスクは低下したとみています。LCDとの価格差がTVにおいて問題となっている一方で、LCDの 価格がいまのままでは、大手テレビブランドが十分な収益を上げることが難しく、いずれにしても 相対的なLCDの付加価値は低下していくと見ています。一方で、OLEDの普及にはやはり相当程度 のコスト競争力をつけつつ、将来的にはフレキシブルにして行かないと生き残れないと思います。 ただし、Samsung Displayがどこまで本腰を入れるのか、LG DisplayはLCDと中小型の収益悪化で 厳しいキャッシュフローをどうやりくりして投資していくのか、予断を許しません。あとは、 中国のBOEやCSOT、CECなどがどのような形で、どの技術で、どのタイミングで入ってくるの かも非常に重要なポイントになります。ここでは、JOLEDがどう絡んでくるかも影響してきます。
  5. 大型FPD②LCD:LCD側は、G5からG8の工場は今後徐々に閉鎖や能力縮小の方向と見ています。 中国の能力増分、日韓台が能力を落とさないと需給がバランスしません。まずは、Samsung Display、 LG Displayがどの程度の速度感で縮小させるか。そして鴻海グループ(シャープ、Innolux、SDP・SIO 広州)の動きが注目されます。まずは装置納入が止まってしまっているSIO広州をどうするのか、 堺SDPの役割をどう分担するのか、グループとしてLCDにとどまるのかOLEDも手がけるのか、 などなどです。また、技術力が高く、比較的財務面での体力も残っているAUOの動きも気になります。 同じくLCDでどう生き残るのか、μLEDやOLEDをどう展開していくのか、などです。これらのパネル メーカの対応、戦略次第によって、LCD関連の部材需要が大きく変わってくると見ています。
  6. テレビブランド:最大の注目点は王者のSamsung Electronics(VD)です。VDは自身でμLED を手がけ、Samsung DisplayのQDOLEDからは一歩距離を置いています。QDOLEDを否定しているわけ ではないものの、コストや技術面での課題が多いのは事実ですし、VDはQDOLEDをモジュールで 買わないといけないので、自身が持つLCDモジュールの工場やバックライト技術が不要となり、 付加価値低下を招くこととなるため、おいそれと受けいられない事情もあると思います。加えて、 TCL、Hisenseなどの中国ブランド、小米、Huaweiなどの新規参入組の猛攻が続く中、わが日本の ソニー、パナソニック、シャープ、船井電機など日本のブランド、メーカはどうすればいいのか、 悩ましいところです。
  7. FPD設備投資動向:上記を踏まえて、一体設備投資がどうなっていくのか、個別案件レベルで見方 をお話しします。もちろん、SIO広州のG10.5、HKCのG8.6など先行きが見えにくくなっているもの についても、考え方をお話しします。
  8. 個別企業:私が担当しているソニー、パナソニック、シャープ、鴻海精密などについて、時間が 許せば上記関連の事業について、全社視点の私の考え方をお話しします。

以上、長文になってしまいすみません。最後までお読みいただきありがとうございます。
という感じで、全部お話しできるかはわかりませんが、気合いを入れてお話ししようと思っています。 ぜひぜひいらしてください。

知らないうちに飛行機が沖縄県に入りました。酒飲んで少し寝ます〜。 では会場でお会いしましょう!ぜひ声をかけて下さいね。

なかね
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